当センターで開催した人気講座をDVD 上映で学んでみませんか？
今回は、令和元年度に開催した山梨学講座から２講座を取り上げます。
※実際の講師による講座ではありません。ご了承ください。

山梨学講座「縄文山梨を往く」第２回

『峡東地域の縄文遺跡〜釈迦堂遺跡を中心とした縄文時代中期の東山梨地域〜』

山梨県は縄文王国とも言われるほど、縄文時代の遺跡が多く確認される地域です。特に八ヶ岳周辺と東山梨地域には縄文時代中期の遺跡が多く点在します。この東山梨地域では甲州市塩山の殿林遺跡から出土した深鉢形土器（重要文化財） のようにバランスのとれた美しい土器や、山梨
長野県を中心に出土する釈迦堂遺跡の水煙文土器（重要文化財） のようにミステリアスな魅力をもつ土器がみられます。また、この地域は土偶の出土数が多いことで知られています。なかでも釈迦堂遺跡は全国的にも縄文時代中期を代表する遺跡として知られており、特に土偶は1, 116 点も出土し、この数は全国2 位となっています。山梨を代表する縄文土器や土偶が出土する東山梨地域の縄文時代をご紹介します。