来年１月２３日に、積石塚・渡来人研究会では第６回総会・記念講演会を「渡来系集団と地域開発」のテーマで開催します。
今回は、文献古代史の研究をご専門とし、6〜７世紀の地域史にも精通されている国立歴史民俗博物館の仁藤敦史氏をお迎えし、「ミヤケ・壬生部と渡来人」を主題にご講演いただきます。
また、富士市教育委員会の藤村翔氏と甲斐市教育委員会の大嶌正之氏から、それぞれ駿河国（富士郡）と甲斐国（巨麻郡）の研究対象地域を中心に、両国の渡来人を含むヒト・モノの交流、古墳時代から律令時代にかけての地域開発の諸相に焦点をあてたご報告をいただき、活発な議論を行いたいと思います。
ただし、新型コロナウィルスの感染状況によっては講演会を中止せざるを得ない場合もありますので、１週間前を目処に、本メールなどで開催の可否について連絡させていただきます。
また、開催の場合、事前予約の必要はありませんが、会場への入場定員枠が定められており、先着60名までとなりますので、よろしくご承知おきください。

○報告１「壬生部とミヤケによる開発と渡来人ー甲斐と駿河の比較史ー」

　仁藤　敦史　氏（国立歴史民俗博物館　教授）

○報告２「富士南麓の開発と渡来系集団ー環富士山ネットワークの形成ー」

　藤村　翔　氏（富士市文化振興課　埋蔵文化財室　主査）

○報告３「甲斐国巨麻群域の開発と渡来人ー遺跡から見た地域開発の諸相ー」

　大嶌　正之　氏（甲斐市教育委員会　生涯学習文化課　課長）