山梨学院大学孔子学院は、開設以来、本学学生教職員並びに地域の皆さまに、中国への理解をより一層深めていただくよう積極的に活動しており、その一環として年３回「中国文化講座」を開催し、毎回好評を得ております。

さて、今月28日開催の「中国文化講座」第１弾に引き続き、第２弾の開催が決定いたしました。第２弾は、東北大学名誉教授・経済学博士の大村泉氏をお招き、「魯迅の仙台留学
−　『藤野先生』 と 『医学筆記』　−」のテーマで講演していただきます。

中学校の国語の教科書でなじみの深い中国近代文学の父として知られる「魯迅」に焦点を当てます。

魯迅は、190４年、仙台医学専門学校（現・東北大学医学部）の最初の中国人留学生として仙台の地で医学を学び、そこで解剖学の藤野厳九郎教授と出会いました。魯迅の『藤野先生』では藤野厳九郎教授から授業ノートに詳細な添削を受けたことが感動的に綴られています。

本講演では、今回の講師である大村泉博士が、北京魯迅博物館からこのノート全冊の精細画像の提供を受け、2005年来、解剖学や医学の専門家とノートに立ち入った検討を加え、従来のこの作品理解に大きな訂正を迫る興味深いいくつかの事実を発掘しました。これらを紹介することで、魯迅の仙台留学の意義を考えます。

本講座の定員は1０0名。参加費は無料ですが【事前予約制】です。

皆さまからのお申込みをお待ちしております。

詳しくは、中国文化講座（第2弾）チラシをご覧ください。